イベント概要

岡山県立大学デザイン学部教授の関﨑 哲（せきざき さとし）先生は、長年にわたり教育者として多くの若き才能を育成し、また美術家として二紀会委員を務めるなど、精力的な活動を続けてきました。地域に根ざしたアート活動を通じ、版と絵画表現の魅力を伝えてきました。この度、教授ご退任を記念した展覧会を開催いたします。

　関﨑は、作品制作において常に「テクスチャ（質感）」と「空間」というテーマに深くこだわり続けてきました。関﨑は、「版画も絵も、画面はテクスチャであり空間」。「そこには時間が存在し、見る人の経験に基づいた想像がはじまるきっかけが生まれます。」と話します。

　本展では、その創作姿勢を体現する作品世界を公開します。大型木凹版によるインスタレーション作品など、空間へのイメージの広がりを意識して制作された版画作品。また、二紀展で発表を続けた絵画作品では、絵具のかすれや滴りから発想し、画面の中でしか成立しない空間を目指した表現をご覧いただけます。さらに、版画表現の理解と普及を目的に行った「版表現の楽しみ展」の活動記録もあわせて紹介いたします。

　版表現と絵画表現とを自由に行き来する作品世界を、ぜひご覧ください。

＜開催日＞
12月9日（火）〜12月14日（日）
10：00～17：00（最終日16：00まで）
 

＜会場＞
第3展示室
第4展示室
 

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