イベント概要

中山冴子 展 ―Calling the Sanctuary―

< 開催期間>

2024年12月10日(火)〜12月15日(日)

9:30~17:00(最終日16:00まで)

月曜休

<料金>

無料

<会場>

天神山文化プラザ

第3展示室

天プラ・セレクションは、岡山県ゆかりの美術作家を個展形式で紹介する、天神山文化プラザの企画展シリーズです。クロス部門では、公募で選出された作家の個展を行います。

中山冴子は、倉敷芸術科学大学で絵画を学んだ画家です。中山は、古今東西の宗教画に着想を得て、日本の気候風土、歴史や風習に根付いた日本人ならではの感性から生まれた現在の信仰感覚を描いています。

例えば、私たちの暮らしの中でも“お天道様が見ている”という言葉が違和感なく溶け込んでいるように日本独特の文化は、まるで神仏の存在が当たり前にそばにいるように感じられます。「嫌な事があったとき、逃げ出したいとき、頼りたいときに、私の作品を一瞬でも思い浮かべてくれたら」と中山は語ります。

中山の描く風景は夢心地のような情景が広がり、神秘的な尊さを感じ取ることができます。一見、西洋の物語の中に出てくる架空の森の中の様にも見えますが、「笹」や「松」といった日本の自然が描かれ、何気ない日常シーンの中に特別な神秘性や幻想性を見出しています。そうした神秘的なイメージから、見る角度や光の当たり方により色が変わって見える偏光色を活かした制作に取り組んでいます。金色の下地にモデリングペーストで立体的な絵肌を施した上に、オーロラ顔彩やアクリルパールで彩を加え、キラキラした偏光色をより魅力的に見せてくれます。

本展では、近年を含む最新作約20点の作品を展示します。デジタルでは伝わらない、展覧会場ならではの絵画のきらめきをどうぞご堪能ください。


「unveil2063」

キャンバス、アクリル、パステル、色鉛筆

2023年


中山冴子 Nakayama Saeko 略歴

1991 広島県呉市生まれ

2014 倉敷芸術科学大学 芸術学部 美術工芸科 油画コース卒業

現在 広島県呉市在住

主な活動

2021 「take sanctuary 中山冴子作品展」(ビョルン倉敷店/岡山)

   瀬戸内アートコレクティブ(岡山駅ビジョンアートブース展示/岡山)

2022 「宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト~Okayama10 Artists! inバス~」(両備グループ/岡山)

    「into the sanctuary 中山冴子作品展」(ビョルン倉敷店/岡山)

2023 「Seeking sanctuary 中山冴子作品展」(ビョルン倉敷店/岡山)

    「中山冴子 茅野ありさ2人展」(アンクル岩根のギャラリー/岡山)

2024 「salon de printemps 森田康雄と仲間たち展」(岡アートギャラリー/岡山)

主な賞歴

2016 うたづArtAward 2016 入選

2021 第6回Art Exhibition瀬戸内大賞 入選

2022 アートオリンピア2022 佳作

作家Instagram

https://www.instagram.com/sntake392ary/

<お問い合わせ>

岡山県天神山文化プラザ
Tel:086-226-5005

詳細はこちら ▷ 天神山文化プラザ