イベント概要

公開 戯曲読解『春の遺伝子』

天プラ・ホールセレクション<関連企画>

 

岡山の劇作家、河合穂高が書いた『春の遺伝子』は、2020年度の劇作家協会新人戯曲賞最終候補となった作品です。癌の研究者である作家の知見が活かされた内容は、審査員から高い評価を受け、岡山の演劇の力強さを全国に発信しました。

令和3年度の天プラ・ホールセレクションでは、岡山ゆかりの優れた演劇作品として『春の遺伝子』を上演します。演出家に角ひろみを迎え、岡山発の戯曲世界を立ち上げます。

この度、12月4日(土)、5日(日)の上演に先駆けて、公開 戯曲読解を開催します。劇作家の河合を交え、演出の角ひろみと出演俳優たちが、戯曲『春の遺伝子』を読み解くアプローチやディスカッションを公開します。

春の遺伝子上演プロジェクト 岡山県天神山文化プラザ

 

 

<期間>
2021年8月1日(日)

 

<時間>
開場 14:00
開演 15:00

 

<会場>
天神山文化プラザ
1階 ホール

 

<料金>
無料 ※要予約

 

<ファシリテーター>
河合穂高(劇作家)
角ひろみ(劇作家・演出家)

 

<登壇>
『春の遺伝子』出演俳優

 

<お申込み>
お申込みフォームはこちら ▷ 『春の遺伝子』公開 戯曲読解

 

春の遺伝子上演プロジェクト ▷ Twitter

 

<あらすじ>
遠くない未来の岡山。
放射性物質で汚染された帰宅困難区域で、記憶を失っている男が保護された。遺伝子検索技術により家族と再会を果たすが、同時に男と同じ遺伝子情報を持つ死体が発見される。
謎解明を試みる男の家族は、帰宅困難区域で稼働し続ける無人研究施設へとたどり着く。
社会から隔離されたその場所でいったい何が起きたのか——
「人間とは、何をもってして人間なのか?」
遺伝子操作にまつわる倫理観を問う、SFミステリー作品。

 

<プロフィール>

河合 穂高(かわい ほたか) 劇作家

神戸市出身。岡山県在住。
2006年に岡山を中心に演劇活動を開始。2012年以降は執筆に専念し、岡山を中心に他県の劇団にも作品の提供を行っている。現役の研究者(腫瘍学)であり、得られる最先端の知見を作品作りに活かしている。
2016年 『海繭』でNPO法人アートファーム主催 戯曲講座 優秀賞 受賞

〈戯曲掲載〉
2018年 『海繭の仔』せんだい短編戯曲賞 最終候補戯曲賞
公益財団法人せんだい市民文化事業団 pp. 42-67
2020年 『春の遺伝子』優秀新人戯曲集2021
ブロンズ新社 pp. 159-202

 

角 ひろみ(すみ ひろみ) 劇作家・演出家

尼崎市出身。宝塚北高校演劇科卒業。
1995年「芝居屋坂道ストア」結成。2005年解散。06年より岡山市在住。
戯曲、演出、WS講師、審査員など多数。兵庫県立宝塚北高校演劇科 非常勤講師。

1999年 『あくびと風の威力』で第4回劇作家協会新人戯曲賞 佳作 北海道知事賞 受賞
2007年 『螢の光』で第4回近松門左衛門賞 受賞
2014年 『狭い家の鴨と蛇』で第20回劇作家協会新人戯曲賞 受賞
2014年 『囁谷シルバー男声合唱団』で第59回岸田國士戯曲賞 最終候補
2015年 第16回岡山芸術文化賞 準グランプリ 受賞

 

 

 

劇作家協会HP ▷ 日本劇作家協会

 

<お問合わせ先>
春の遺伝子上演プロジェクト
spring.okayama@gmail.com
岡山県天神山文化プラザ(担当:中川)
Tel 086-226-5005
※9:00~18:00
※月曜休館

 

 

詳細はこちら ▷ 天神山文化プラザ