岡山カルチャーゾーンの魅力再発見!
OKAYAMA
CULTURE
SCOPE
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天プラセレクション・プラスは、岡山県ゆかりの美術作家を個展形式で紹介する、天神山文化プラザの企画展シリーズです。伊勢崎寛太郎は、備前市出身の彫刻家です。備前焼の窯元で育った作家は、身近に登り窯があったことから窯の内部で起こる現象やエネルギーに興味を持ち、土を用いた彫刻表現に取り組むようになりました。
現在、伊勢崎は自身の作品を日記の様にとらえて制作をしています。日記を読み返すと、懐かしく感じるとともに、新たな発見があるものです。確かに自分の事であったのに、いつの間にか他人事の様に視点が変化するのです。そうした感覚は、「土の時間性や内包する土地の記憶を彷彿させる」と伊勢崎は語ります。こうした考えを基に、土や彫刻、物事に対して多角的な視点でとらえる事を重視し、制作を繰り広げています。
今回の展示は、伊勢崎にとって岡山県内での初個展です。備前の土や石を用いて、備前焼の象徴でもある登り窯をモチーフにした彫刻をインスタレーションとして展開します。また、伊勢崎のライフポイントとなる東京都八王子市の土を使用した作品もあわせて展示をします。伊勢崎自身が掘り起こした土を使用した作品は、その場所と自身の経験した出来事の関係性が見えてきます。作家の日記彫刻ともいえる作品の数々を、どうぞご堪能ください。
伊勢崎 寛太郎 略歴
1998 岡山県備前市生まれ
2020 東京造形大学 美術学部彫刻専攻 卒業
2023 東京藝術大学大学院 美術研究科彫刻専攻 修了
主な活動
2017 「備前焼展 伊勢﨑一門の世界」(丸善日本橋三階ギャラリー/東京)
2019 「第27回テーブルウェアフェスティバル」(東京ドーム/東京)
2020 「ZOKEI展(卒業制作展)」(東京造形大学/東京)
2021 「よにん展」(OSETTAI ギャラリー/香川)
「植物と容れ物」(Blend studio/大阪)
2022 「LAST STAY」(Hotel koe tokyo/東京)
「岡山県新進美術家育成I氏賞選考作品展」(岡山県天神山文化プラザ/岡山)
「Re-Sculpt」(真鶴観光協会 元干物工場/神奈川)
「寅男・寅女展」(Gallery 数寄/愛知)
「延岡東海さるく2022」(リバーパル五ヶ瀬川/宮崎)
主な賞歴
2019 第27回 テーブルウェア大賞 オリジナルデザイン部門 入選
2022 第12回 岡山県新進美術家育成I氏賞 奨励賞
2022 東京藝大アートフェス2022 ゲスト審査員特別賞
2022 現代美術文化振興財団陶芸家支援助成金第8期生奨学生
<期間>
2023年11月29日(水)〜12月10日(日)
<時間>
9:30~17:00(最終日は16:00まで)
月曜休
<会場>
天神山文化プラザ
第三展示室
〒700-0814
岡山市北区天神町8-54
<料金>
無料
<お問い合わせ>
岡山県天神山文化プラザ
Tel:086-226-5005
詳細はこちら ▷ 天神山文化プラザ